税理士試験合格体験記~法人税法~

2017年に財務諸表論に合格した年から、法人税法を選択し、専門学校にて勉強を進めました。2018年、2019年は2年連続で不合格。2020年に合格をすることが出来ました。

当時の状況

  • 結婚式を挙げる(2017年)
  • 上場SE会社の財務経理部から埼玉県の税理士法人へ転職(2017年11月)
  • 住宅購入(2018年)
  • 子どもが生まれる(2018年)
  • 専門学校は自宅にてWeb受講(TAC)

法人税法を選択した理由

法人税法を3科目目として選択した理由は以下の2点です。

①受験ルールで、法人税法か所得税法のどちらかを必須として選択するため

②税理士法人へ転職し、実務で活かしたかったため

→税理士試験は5科目を合格すれば資格取得となります。ただし、科目の選択には決まりがあります。まず、会計科目(簿記論及び財務諸表論)の2科目は必須です。また、税法科目(所得税法、法人税法、相続税法、消費税法又は酒税法、国税徴収法、住民税又は事業税、固定資産税)は9科目のうち3科目の選択となりますが、所得税法と法人税法はどちらかを選択しないといけません。当時、上場会社の財務経理に勤めていた時は、法人税まで関わっていました。また、税理士法人へ転職したことで、実務と関連性が深いことから3科目目は法人税法を選択しました。

やはり法人税法の壁は厚かった・・・

法人税法は2年連続で不合格、なんとか3年目で合格することができました。振り返ってみると自分が合格した5科目の中でも、計算、理論共に一番ボリュームが多い科目でした。2年連続で不合格だったときは、「本当に合格できるんだろうか」、「来年もだめだったら・・。」などメンタル面でも一番きつかったと思いますが、振り返ってみると法人税法に合格しきったことが自分にとっては大きな自信と成長となりました。

計算

会計科目の簿記論と財務諸表論の時は、簿記1級で学習したアドバンテージがあり、計算についてはそこまで苦労はしませんでしたが、法人税法は違いました。会計知識はあって当たり前が前提で始まるので、最初から授業が難しく感じました。また、論点も多く復習も大変で、結局1年目では消化できなかったです。2年目にやっと理解が進んだなという感じでした。それでも2年連続で不合格。3年目にて、また一からやり直そうと基礎から問題集を中心に復習を進め、やっと合格レベルに持っていくことが出来ました。問題集や模擬試験、予想問題など5~6回は繰り返し解くことで、理解が深まります。反復することが大切です。

理論

最初の授業で理論集が配られ、講師の先生が「試験日までには、この理論集を一語一句暗記してください」と言われたときに、あまりの理論集の厚さ(275ページ。全124題)とこれを本当に一語一句暗記するのだろうかと最初は半信半疑でした。でも次第に講師の先生が言っていることが本気なんだと分かり、理論集を暗記するということに真剣に取り組むようになりました。また、試験問題は全て記述式で、答えも白紙から、理論集で覚えたものを埋めていくイメージです。いつも思っていたのは、

「理論集はいつも肌身離さずに」

どこへ行くにも理論集を持っていくようにしました。家の中では、トイレやお風呂など。家の外では、出かけた時や旅行の時なども理論集を携帯していました。5分でもスキマ時間があれば、理論集を見るようにしていました。一行ずつ見て、覚えては忘れ・・見て、覚えては忘れ・・の繰り返しです。最終的には一語一句までは暗記はできていませんでしたが、問題が出たら頭の中で理論をある程度思い浮かべるようになり、書けるようになりました。

税法の全ての科目の理論に言えることかと思いますが、暗記に近道はないということがわかりました。地道に、税理士試験の試験開始直前まで、毎日継続していくことが大切です。

2年不合格が続き、3度目の正直でなんとか合格することができました。自分の中でも法人税法に合格できたことで、大きな壁を乗り越えることができたように感じます。また、3科目合格という5科目合格まで折り返し地点を過ぎたということもメンタル面でほっとすることができました。