簿記2級に合格し、より学習を深めたいと考え簿記1級にチャレンジしましたが、今振り返ると簿記1級を取得したことが、人生でのターニングポイントとなりました。
難関資格を取得したことで自信になった
直近4回(2022年6月~2023年6月)で行われた簿記2級の合格率が20~26%に対し、1級の合格率は10~12.5%と一気に難易度が上がります。自分の感覚からすると、2級と1級の間には大きな壁があり、問題の難易度もボリュームも3倍くらい違うかなという感覚でした。こういった難関資格を取得する過程で、不合格でもあきらめない姿勢や毎日続ける勉強習慣の大切さを学び、自分の中では大きな自信となりました。そして、経理実務においても簿記1級で得た知識をフルに活かすことができ、非常に有益な資格だったと感じています。
思考能力がついた
簿記2級までは暗記をすれば、試験当日になんとか戦えるところまでもっていけましたが、簿記1級は暗記だけでは受からないことを実感しました。問題の中で今自分が持っている知識を活かし、どう解いていくかが問われていたような気がします。そのため、考えて解くということを繰り返すことで、思考能力がついたと感じています。
税理士を目指すきっかけとなった
簿記1級を取得したことで、より専門性の高い資格へチャレンジをしようと考えるきっかけとなりました。実際に税理士試験にチャレンジしてみようという考えになり、簿記1級の受験の際に2回不合格を経験したことで、税理士試験で不合格の年があっても耐性がつき、あきらめない姿勢を継続させることができました。合格するまでに長期戦といわれる税理士試験においては、あきらめない姿勢が大事だと感じています。
資格は取った後が大事
資格は取得することがゴールではありません。取得する過程で得た知識・経験を実務などの実社会に応用してこそ活きるものだと思います。そして資格を取得した後も学び続ける姿勢を大事にしていくことで、また新しく目指すものにチャレンジをすることができるようになると思います。